理系の職業・就職を理系大学生が解説する

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こんにちは、理系大学生のしば(@akahire2014)です。

高校生の時から物理が好きなので理学部物理学科に進学した僕ですが、高校2年生で文理選択した時は理系の職業って何があるのか全然知りませんでした。しかし大学で4年も理系をしていると理系の職業についてイメージが湧いてきたので理系の職業について超主観的にまとめておきます。

理系の職業って学部の専門性にそこまで左右されなかったり、文系の職業にもつけたりとかなり幅が広いです。理系大学生の僕の結論としては、「弁護士や臨床心理士などの特定の文系の学科に行かないとなれない職業につきたい」という人以外。「あんまり就きたい職業は決まってない」という人は理系に進むべきです。この記事を読めば理系大学生から見たリアルな理系の就職事情がわかるはずです。

学部・学科別就職先

理系の職業って学部学科にかなり左右されそうですが、案外そこまで大きくは左右されません。工学部が就職に強いのは本当ですが理学部からでも普通にメーカーに行けたりします。理系の就ける職業は文系の職業にも就けるほど案外幅広いです。しかしそれでもやはりこの学部学科はこの業界に強い!というのはあります。

理学部

僕は大学で理学部の物理学科で勉強しているので、理学部の人たちがどんなとこに就職しているのかを知っています。

研究所・大学

理学部としての専門性をフルに活かせる方法としては、やはりアカデミックな道に進むのが一番でしょう。ただ大学を出た後に修士・博士課程と5年間。合計9年間も大学にいなければいけないので経済的な困難があります。無事博士になった後でもポスドクという不安定な時期が続くので本当に研究が好きという人でなければお勧めできません。

高校教師

自分の学科の科目を教える高校教師になる人も一定数います。教師という仕事が苦痛でなければ自分の専門性を生かすことができますしいい選択だと思います。

学科別の特徴

化学科

理学部で一番就職に強いのは化学科です。化学反応を使っていろんな製品を作り出してすることができるからです。例えば化学科の就職先としては化粧品メーカーや素材メーカーが上位にあります。特に女性の方は化粧品メーカーを目指している人が多いイメージがあります。やはり化学は実生活に簡単に役立てることができるので理学部の中でもかなり就職には強いです。

数学科

背中が全然社会の役に立たない学問であるという風に思ってる方も多いと思いますが数学科卒業した人が保険のアナリストやITエンジニアとして働いているというのはよくあります。実際僕の知り合いにも数学科を卒業してITエンジニアとして働いている方がいます。

ただやはり数学はその大学で習った数学をそのまま企業に役立てるというのはかなり難しい部分があるのでそのことは知っておいたほうがいいでしょう。大学の数学は高校の数学とかなり雰囲気が違っていてどちらかというと哲学に近くなっています。

生物学科

生物学科の人が大学で得た生物の知識を活かして企業に就職しようとするとかなり厳しいという話を聞きます。これはそもそもバイオ系の学生を必要としている企業が少ないということが一番の原因です。なので企業でバイオ系の研究者として働くというのはかなり競争率の高い選択になります

物理学科

物理学科は化学科の次に就職に強い学部という認識で合っています。特に物性実験と言われる分野の研究室に進むと工学部よりの研究したりするので生物学科や数学科に比べると企業とのマッチング率も高くなります。ちなみに物性実験というのは物質の性質を実験で調べる研究分野です。

物理学科の就職についてはこの記事でもっと詳しく解説しています。

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工学部

工学部はやはり理系学部の中で一番就職に強いです。社会に役に立つものづくりを学ぶ学問なので当たり前ですが。

メーカー

工学部と行ったらメーカーですよね。特に電気・情報・土木建築系は就活ではかなり強いらしいですね。企業が集まって自社のPRをする合同説明会というイベントでも電気・情報・土木建築系の学科はその人たち専用の会場があったりします。ただ大学での研究をそのまま企業でも続けるという人は少ないでしょう。それだけ大学での研究というのは最先端で専門性の高いことをしているのです。

IT系

IT系の業界は最近人気の業界です。情報系の学科を選んだ人はやはりこの業界に行くのがスタンダードなようです。最近だとAIや人工知能などの新しい技術が発展してきた背景もあり、これからも成長する産業です。

ただITエンジニアは以外にも情報系の学科に行かなくてもなれます。極端な話文系の学生でもITエンジニアとして就職する人は多いです。僕はITベンチャー企業でエンジニアとしてインターンしてるのですが、20人中理系は2、3人しかいなくてむしろ文系の大学生のほうが多いです。

農学部・バイオ系

バイオ系で専門性を生かそうとすると企業の研究職や大学のアカデミックポストが考えられますがかなり狭き門らしいです。僕自身はあまり詳しくないですが、それでもバイオ系の専門職は厳しいらしいという話はよく聞きます。バイオ系の就職事情に関してはこの記事が詳しいです

www.recomtank.com

理系ではないが理系に人気の職業

理系って大学の学部で就職する業界が決まるイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。上に書いたように特定の業界に強い学部というのはあります。しかし理系ながら一見文系の職業に就く人も一定数います。

  • 金融
  • 商社
  • コンサルタント
  • SIer
  • 技術営業

どれも一見すると文系の職業ですが、理系学生からこの業界に入る人も多いです。特に金融、コンサルタントは激務の代わりにお金が稼げることもあって人気が高いです。技術営業というのは、メーカーや研究機関に素材や装置を売ったりする営業のことです。技術的な知識も必要なため理系出身の方が活躍されていることが多いです。実際僕の大学の研究室でも実験装置のメンテナンスや新しい試料の購入を助けてくれる人が毎日きます。

文理選択どっちがお勧め?

文理選択をする高校生や、理系に進学したけど就職がどうなるか不安という人もいると思いますが、文系しかなれない特定の職業に就きたいという強い願望がない限りは理系に進むのが正解だと思っています。

上に書いたように理系学部からでも文系就職はできるし、理系の仕事に就こうと思っても学部学科にそこまで縛られるわけではないからです。

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